正しいイキり方~この多重マウント社会で生き残るために~

 私達は日々イキリ合い互いを傷つけあっています。他人が傷つくのはイイけど自分が傷つくのはまっぴらごめんだという方も多いのではないでしょうか。人間とは自分勝手なものです。イキリ合いの多くは青年同士で発生します。青年とは文字通り「青い年」のことです。青りんごや青二才という言葉の通り未熟な年の若者という意味です。そのため大学、高校はイキリの宝庫となっている訳です。本記事の主題である正しいイキリ方を述べる前にそもそもイキリとは何かということに触れていきたいと思います。

 

イキリとは?

  

 イキリとは実力を誇張して見せる演出のことである。しかしながら誇張すればするほど強いわけではない。例えばホームレスの人間がどれ程の資質を自慢したとしても私達の多くは死なないだろう。それは知らずの間に私達がホームレスに対して数多のマウントをとっているからである。ホームレスのように社会的に持たざるものと認められているものがイキった所で逆にイキリ返されてしまうのだ。このことからイキリにはある程度の根拠が必要だと考えられる。そのようなある程度の根拠をもった自信の表出こそイキリである。ここで注意したいのがその根拠は正確でないということである。例えば一般的に高学歴と言われる大学に入った大学生がいるとしよう。彼は入学後何も努力をせずに怠惰に過ごしていたが〇〇大生としての自覚だけはあった。この場合ある程度の根拠として学歴はあるが彼自身誇れる人間かと言われるとそうではない。このような体裁と内実の乖離こそイキリの根源であり内実を誇張して体裁に近づけようとする行為がイキリだ。

 

 

 

 以上をイキリの概念とした上で正しいイキリ方を語っていきたいとおもいます。イキリのゴールはイキリまくった上で自分の自尊心を保つことと相手を嫉妬させることで自己肯定感を喪失させ精神崩壊させることです。つまり正しいイキリ方=できる限り相手に嫉妬させるイキリということです。

では!本題へイキましょう

 

正しいイキリに必要なこと

 

1.最もらしい根拠を持つ

 前述のイキリの概念で述べた通り、ホームレスが自慢をしたところでマウント盗られ返されてしまい何も意味を持ちません。そのためやはり必要になるのは根拠です。述べた例のように学歴なんて格好のイキリ材料です。しかし私みたいに既に大学に入学してしまった人はそう簡単に大学を変えることなどできません。ですからしょうもないだれでも取れるような資格をたくさん取りましょう。必要なのは内実ではなく勉強してそうな体裁なのですから。私はとりあえずたくさん本を読んだりして体裁を整えています。

 

2.お酒を飲む

  例えマウントが取れていなくても取った気になります。相手を傷付けずに自尊心が保てます。

 

3.SNSを活用する

 これはイキリの破壊力を高めるために効果的です。また資格を取る少しの労力も惜しむような効率重視の方にはイチオシの方法ですね。方法は簡単で充実してそうな写真をお洒落に加工してアップするだけです。どこかに出かけたときの写真とかたまたま異性とご飯に行ったときの写真とか、飲み会でワイワイはしゃいでる写真とかとにかく毎日がたのしいぃ!!みたいなメッセージを伝えられればなんでも良いです。相手の嫉妬を誘発しちゃいましょう。また複数人に向けて発信できるため普通の対話では到底できない数の人の自己肯定感を壊すことができます。また僕みたいにTwitterやブログで少し変わったことを書いてユーモアをアピールしたり使い方は数多くあります。ただ一つ留保したい点としては他人のイキリを見せつけられ精神が崩壊してしまうということがあります。しかしそれは自分がそれを凌駕する勢いでイキれば良いだけなので大した問題じゃないですね。

 

4.本当に優れた人間になっちゃう

 これが、本当に正しい方法だと思うんですけどね。そもそも本当に優れた人間ってイキれないんですよ。内実と体裁が一致しちゃってるんで。また優れた人間には表出するまでもなくみんなが憧れます。月並みな結論にはなりますが自分を磨くのが一番ですよほんと。優れた人間にわざわざイキって精神崩壊させようとする人間もいないでしょうし、逆にイキったサイドが精神崩壊ですよほんまに。核保有国に等しいものを感じますね。まぁ優れた人間になる過程である青年が自信がなくてやってしまうのがイキリなのかもしれませんね。若気の至りっていうやつです。この考えだといい年した大人のイキリは目も当てられないですね。

 

 

にほんブログ村 大学生日記ブログ 文系大学生へ
にほんブログ村 jQuery('.icon-hamburger').on('click', function() { if(jQuery('.menu-container .menu').css('display') === 'block') { jQuery('.menu-container .menu').slideUp('1500'); }else { jQuery('.menu-container .menu').slideDown('1500'); } });