人類史上最もダサいタバコの初め

 私は、最近煙草というものを覚えました。煙草は大人の趣向品です。その言葉に含意はなく文字通り大人とされる二十歳以上が吸うことを許される趣向品なのです。私は元々煙草にアウトローな印象を持っていました。なぜかというと地元のヤンキーさん達が中学時代から挙って吸っていたからです。反骨精神極まれりというカンジです。私はマジメです。反骨精神とは縁遠い人間でした。唯一持ってる反骨といえば反骨精神を持っている方々に対する反骨です。そんな私がなぜ煙草に手を染めてしまったかというと友達の影響です。煙草を始める理由として友達の影響というのはありふれランキング上位に位置するものです。なので本来であればわざわざここで述べる必要はないのです。しかしその友達が問題だったのです。そいつは十八歳の女の子です。私は複数人の友人でお酒を鱈腹飲んでいました。そのときアルコールに飲まれた末のノリと微小な下心で彼女が差し出した煙草を加えました。どこの世界線に二歳下の女の子に煙草を教えて貰う成人男性がいるのでしょうか。しかし私はそれでも良いと思っています。第一その動機はダサい自分に似合っていますし。また私は彼女への敬意を持っています。十八歳で煙草を吸ってるような奴を敬うなど愚かだと思われるかもしれませんが、反骨精神で満ち溢れたアウトローな彼女を尊敬しています。マジメな私には到底できない所業です。彼女のようにはなりたくないですけど否定したくもないのです。だからこそダサく喫煙する自分として生きていこうと思うのです。

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