君のことが好きだ!

 現在大学一回生と二回生の狭間の春休みを迎えている。大学生の長期休みは実に素晴らしい。若者は時間さえあれば様々なことを経験し思索することができる。そうすることで自分の変革への第一歩を踏み出す事ができる。春休みはそのようなものの連続である。はずだった...。私はその日々の隅っこで変革を恐れ丸くなっている可愛い少年の一人である。そう私はれっきとした怠惰な人間なのだ。私自身の人間性の九九%は怠惰によって語ることができる。

 

 私は受験に失敗して浪人をした。二年に渡る受験生活で努力をしようと幾度となく奮起したが結局は怠惰の波に飲み込まれ、一日また一日と今思えば貴重であるはずであった一〇代の期間を浪費した。結果今在籍しているのがお受験の偏差値による判断基準に基づけばにお世辞にも優秀とは言えない大学である。大学に入ってからが勝負だと自分に言い聞かせ入学した。そして今その勝負にすら半ば敗北しかけている次第である。

 

 

 ここで私の春休みライフを紹介しよう。

 

午後一時

目が覚める

 

午後二時

ベッド上にてスマートフォンを片手にネット世界を冒険そして性処理

 

午後三時

一大決心をしてベッドから起き上がるそして一大決心をして台所へ。

しかし食事の用意がなにもないことにことに気づき摂食を断念。

(私は実家暮らしである)

 

午後四時

流石におなかが空き過ぎていることに気づいた。

コンビニに行くことを決意。

ただ髪もボサボサでボロボロの寝巻きを着ている。

シャワーを浴びて、服を着替えよう。性処理。

 

午後五時  

一大決心をしてシャワーを浴びる。

一大決心をして服を着替える。性処理。

リビングのソファーが目についたため休憩。性処理。

 

午後六時 

流石に餓死しそうなことに気づいた。

何故か腹の空きは収まっている。性処理

怖い。そういえば水分も摂ってない。

急いでコンビニへ向かいカルビ弁当、シーザーサラダ、インスタントの豚汁、玄米茶一〇〇〇mlを購入し家に戻り五分程でたいらげる。

 

午後七時~午後一時 

徒歩五分のバイト先へ。

労働を行う。

一日中無思考の生活を行ったため小さなミスが目立つ。

同じ時間のシフトのJKの尻を追っかけて小さなミスが目立つ。

店長に平謝りを繰り返し労働を終え帰宅。性処理。

 

午前二時~午前六時

ベッド上にてスマートフォンを片手にネット世界を冒険そして性処理。

目が閉じる。

      

 

 毎日がこんな具合である。THE怠惰だ。これまでこの怠惰を自虐風に語ってきたが実をいうとこんな私はこんな私が好きだ。むしろ自己愛に満ちている。いや正確にいうととこんな性質を悪だとみなしてはいるがそれこそが自分である考えている。怠惰がアイデンティティなのだ。先述の通り私の性質は九九%が怠惰なのだ(だと思っている)こんな風に怠惰で途方にくれている私はカッコいい。というかそのようなもの受け入れちゃってココ(ブログ)に書いちゃう自分カッコいいとすら思っている。こんな自分が大大大だーい好きだ。他の奴とは違う確固たる芯がある自分、イケてる。

 

 

 

 同じ大学生のほとんどがこのような怠惰に暮れていることをまだ楽しくない氏は知らないのであった。その事実を知れば彼の自我は崩壊するだろう。彼の残り一%の怠惰以外の性質の奮闘に乞うご期待を。

       

   

 

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