俺は優れた人間だ

 久しぶりに全くまとまっていない話を書く。本稿の結論としては私が優れた人間であるというものなのが、そのエビデンスは一つも見つかっていない。違う違う。私は自虐がしたいんじゃない。自尊がしたいんだ。

 

 お酒を飲んだ後の一人で帰りの電車に乗っているときやけに冷静になってしまう。正確に言えばお酒を飲んだ末の陶酔が生んだ虚構の冷静かもしれない。冷静に判断もできないくせにやけに自分を俯瞰したがる。そう俯瞰したときの自分は大抵ろくなものじゃない。違う違う私は自虐じゃなくて自尊がしたいんだ。

 

 私の青春は薄暗かった。小学校、中学校、高校の青春のゴールデンタイムは脚光を浴びることもなくとうに過ぎ浪人という愚にも付かぬ期間を経て両親に高い金を払わせて大学に入り青春を延長した。せっかく青春を延長させてもらったのにもかかわらずやるとことといえば試食程度に学問を齧ることと、惰性で演劇のサークルを継続することくらいなものだ。そんな退廃的な生活の当然の帰結として飲み会でつまらない自虐を披露して帰りの電車でそれを悔やみ、ブログでそのとりとめのない思いを書き下ろす。違う違う私は自虐じゃなくて自尊がしたいんだ。

 

 一般的青春と比較した場合私の青春ははっきり言って終わっている。ここまで青春を謳歌しないことも珍しい。だがしかしもし一般的青春とは違う別角度で見た時私の青春は終わっていないのではと思うこともある。終わっているように見える青春を送ったものにしか生み出せないなにかがあるのではないか。そんな夢想に耽ることがある。そんな別角度を見つけることこそが私の青春の第一歩なのではないか。私は優れた人間である。

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