楽しくない氏はNTRを実感する

  楽しくない氏は見てしまった、意中の女性が他の男と恍惚した表情で話すところを。それは確か大学のハイテクなパソコンがある施設に行ったときの出来事だったかな?いややっぱ違うのかもしれない。その他の男とは同じサークルらしい。らしいというか紛れも無い事実なのだが。彼女は楽しくない氏と話すときと比較してとても楽しそうに話していた。彼女は楽しくない氏には全く興味がなかったのである。その光景を見た後に彼は無意味に全力疾走した。50mを9.14秒で走る彼の肺活量からもたらされる息切れはそういった苦しみを忘れるのに丁度良かったのだ。

  そもそも彼が彼女からの愛を受け取れると思ってたのが大きな間違いだったのだ。満21歳にもなって自己肯定感の低い、情けない人間は彼女にはそぐわない。彼女は努力をしている。彼はとてもそれに追いつけない。その恋は迷妄であり夢想に過ぎなかったのだ。

  楽しくない氏は今夜やけ酒をして諸々を忘れながら彼女のことも忘れることを祈って眠りにつくのである。君の運命の人は僕じゃない。他の男と話す彼女は幸せそうだ。

  楽しくない氏の最大の失敗はNTR好きを公言していたことにあった。古代でいう言霊思想、現代でいう量子力学の人間の認識の力が色濃く出た結果が最近の惨状なのだ。楽しくない氏よ、気になるあの娘を責めるがなかれ。全ては日頃の認識のせいなのだ。

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