音楽をシェアするのは罪である~音楽三兄弟から学ぶ~

アーティスティックな音楽三兄弟

小学生の頃、校内でところ構わずいきなりリズムをとりだし歌い始める音楽3兄弟(と私が心の中でよんでいただけだが)という同級生がいた。よくヒルクライムを歌っていた。小学生がいきなり愛をテーマにした歌を歌いだすのは失笑ものであった。一人は教室の壁に持たれて、もう一人は机の上に座って、もう一人は椅子に足を立てて座っていた。そして「ワン、トゥーワントゥスリー」と口走り指を鳴らして歌い出す。小学生にしてそこまで自分に酔えるとは早熟もいいところである。私は彼らが歌うヒルクライムが嫌いだった。いやヒルクライムが嫌いだった。そもそも教室でアーティストになっていること自体が気に食わなかったのだが、聞きたくもない音楽を強制的に聞かされるのが苦痛だった。終いには、しおらしい表情で私に「お前もヒルクライムとか聞いたほうがいいよ笑」と言ってくる。余計なお世話だ。私はこの体験で人は自分の価値観で良いと思えない音楽はいくら聞かされても好きになれないことを知った。人は他人の好きな音楽について興味がなさすぎるのだ。だから私は小学生から未だにボーカロイドの歌う曲を聞き続けているし3兄弟もヒルクライムを聞き続けている。それでいいのだ。

 

地元で再会した

この前地元の道を歩いていた時、信号で音楽三兄弟の一人が運転する車が止まっていた。察しの通り私と彼は相容れない人間であるため、気づいても声をかけることなどない。彼の軽自動車からはクラブミュージックみたいのが大音量で流れていた。未だに音楽をシェアという名の強要を続けているのか?私だったら音楽三兄弟として活動してた過去を隠すために音楽活動を引退するが彼は違うらしい。未だに彼のシェアする音楽には興味がない。

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