中学生のとき虐められていた?

    僕は中学生のとき周囲から虐められていると思われていた。というのも当時少し不良じみた人たちと仲良くしていて、不良のかけらもない僕は彼らに合わせて少し無理をした言動を繰り返していた。中学校の教師や僕の親はそんな状態を見て虐められていると判断したらしい。彼らとの付き合いは決して全てが楽しいことではなかったけど今振り返ると全く虐められてなんかいなかったと思う。彼らは僕の言動を面白がってくれた。不良から見たら完全に異文化な僕に興味を持ってくれたのだ。もしかしたら笑われていただけかもしれないが、彼らが僕という人間で笑ってくれることが素直に嬉しかった。僕はよく放課後教師に呼び出された。悪いことをしたからではない。教師は僕の精神面が大丈夫なのかという心配をしていた。そんなことがあって当時の僕は自分が虐められているのかと不安になった。親も心配をしていた。

  しかし今になって思うのはそんな心配は無用だったということだ。僕を心配してくれた親や教師に感謝する一方でどうして僕にもっと図太く生きる道を与えてくれなかったのかと不満に思う。僕はあの生活が続いても絶対自殺なんかしなかった。そうすれば今みたいななよなよした性格は変わっていた筈だ。過保護も考えものである。けれども今こうやってブログを書いたりしているのも過保護の主達のお陰だと思うと憎みきれないのも事実だ。現在不良たちとは連絡を取っていない。

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