朝の学校までの道 その2

 この時間、A駅前には僕が通う高校の生徒がたくさんいる。皆誰か友達を待って、徒歩10分弱の学校までの道を共にしようとしている。そんな下らない時間の使い方をしてこの先もこいつらはくだらない人生を歩むことになるのだろう。友達と談笑しながら歩く奴と僕は根本的にどこか違う。ほらいつの間にかにあいつらと僕との間には50mもの距離がある。ブレザーのポケットに手を突っ込みながら僕は学校までの道を爆速で通行する。そして有意義に椅子に座って、小テストに備えるのだ。そんなことを考えながら学校までの道で唯一の交差点で信号を待つ。すると後ろからあの騒がしい集団が。信号が青に変わる。再び爆速で進行。一歩一歩を意識的に早く前に出す。おっと。足元を見るとスニーカーから長く伸びた紐があった。仕方なく僕は靴紐を結ぶために立ち止まる。そしてまた追い抜かされた。気張ったは良いものも別の用事で足踏みをしてしまう。僕はいつもこんなんだ。

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