心の風俗

 本日、既に提出済みの履歴書の添削を大学職員にしてもらった。予定時刻の14時35分にZOOMの指定されたURLに入るとそこには50代くらいのおばさんが居た。「よろしくお願いします」と一応礼儀正しくする。開幕指摘されたのはやはり字の汚さであった。例のボンクラ文字だ。

 

kuma2909.hatenablog.com

 

「ですよねぇ。自分なりに丁寧に書いたんですけど。」

「でも一生懸命書いたのは伝わるよ。」

 

ん?ボロクソには言われていない。私はもしかしたら案外日本語で書いていたのかもしれない。その後の添削の結果を先に言うと、評価は良かった。細かい表現の訂正やこうやったらもっと伝わるといった指摘は受けた。私は気持ちよくなった。ボンクラでもこうやって褒められると調子に乗るものだ。いつもはこうやってブログにて自分を誇示する自慰的なことしかしないが、今日の添削は正しくセックス的であった。職員はここを褒めたら私が気持ちよくなることが分かっていてそれを褒める。そして、トランス状態の私は難しそうな顔をして「自己PRの所自信ないんですけど...大丈夫ですかね?」と聞く。職員は良いところを教えてくれる。これは予定調和のプレイではないかと私は心の中で思う。インターネットで予約をして指定された時刻に指定された場所に行く。そしてプレイが始まる。しかもこれが無料ときたら利用しない手はない。また酷い履歴書を提出することで罵倒されるといったオプションも付けることが出来る。なるほどこれが心の風俗というやつか。

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