ー私は現在、チェーン展開されているカフェの一席でブログを書いている。
アクリル板越しに一人の大学生が就活の調べ物をしている。このカフェにいる人物は僕と彼どちらの方が優秀に見えているのだろうか。彼は調べ物をしているが私は先程まで実にくだらないエッセイを読んでニヤけていた。やっていることでは彼に軍配が上がるだろう。しかしながら私はギンガムチェックの細身のシャツを着ている。一方で彼はBen Davis work clothingと書かれた大きめのトレーナーを着ている。さらにマスクは黒である。しかも鼻を出している。風貌ではこちらに軍配が上がる。そしてなにより私はブラックコーヒーを飲んでいるのだ。彼はよく分からない甘い飲み物を飲んでいる。つまり自分に甘いということだ。
俺「この勝負は俺がもらった!」
彼「それはどうかな........
トラップカードオープン、早稲田大学の学生証を発動。」
俺「なにっ...。」
彼「このカードの効果により、フィールド上の見た目上の攻撃力を入れ替える。」
トレーナーのラフな格好は逆に天才感を生み出し、鼻だしマスクはまるでそうすることで予防効果が高まるように見える。よくわからん甘い飲み物は頭を使っている故に糖分を欲しているように思える。こんなの禁止級のカードじゃないか...。
こんな面接形式じゃなくて良かった。