文学的送別会が私には見えていた

 今日はバイト先で一人の4年生の送別会があった。彼は色々あって進路が決まらずフリーターとして来年度を迎える。そしてその場でそのことを知っているのは私だけであった。架空の就職先を聞かれて捏造する彼の姿を見ると本当に心が痛んだ。私が見るにバイト先の人間は何も彼のことを気にかけていない。聞こえの良い別れの言葉を言って、それで済ませてしまう。「機会があったら飲みに行きましょう」という今生の別れを言って人間関係を片付けようとする。その姿が自分と重なっていたたまれない気分になった。

 私は数人の親友からを除いて居ても居なくてもどうでも良い存在だと思われている。まぁ自分自身もそういう奴らとは距離を置いているしどうでも良いのだが。先輩のことを自分みたいな人間と一緒にするのも申し訳ないけども痛みは分かるつもりになって今後も付き合っていきたいと思う。決して耳障りの良いことは言えないけど良き悪友として、今後もよろしくお願いしますと伝えた。気付けば周りは悪友ばっかりである。しかしモノは言いようであり、悪友とは「干渉したいほど好きな友」と言えよう。逆に良友とは「どうでも良い友」である。そういう意味では私や先輩は良き友に囲まれて幸せと言える。

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