今年のダサエピソードベスト3

今年のダサは今年のうちに…

 

こんな言葉があったような、なかったような。

今年も色々なことがあった。総括すればカッコ良くなかった一年である。

来年こそはカッコ良い人間になるべく今年のダサを成仏させたい。

 

ダサランキングベスト(ワースト)3

 

選考基準はカッコよくいようと思ってたのにダサくなってしまった経験とします。なので、たとえば「彼女持ちの友達に飲み会の場でプロレス的にキレ散らかした」みたいな意図的なダサは選考から外します。

カッコよくいたいという思いが強ければ強い程

結果としてのダサさが醜ければ醜い程ダサいエピソードです。ここにて成仏させて下さい。

 

第3位 アートの展示会

 6月某日、美大に通う女性の友人がアートの展示会を開くというのを聞き電車に乗って中央線の武蔵境駅まで行きました。そしてインスタグラムのDMで行くということを伝えました。展示会場までは徒歩10分くらいの道のりです。武蔵境周辺の街は何かのダンス教室や、演劇の看板たくさんあって品の良いサブカルチャーの街という印象を受けました。そして会場のある建物に到着します。会場に着くと美大生らしい服装と髪型に包まれたいけ好かない男が受付をやっていました。来場者は私一人だけでした。私が来ているのにスマホをいじり続ける彼。仕方なく私から声をかけました。すると冊子渡されました。「芸術とは自己の内面世界を表出する行為だ」と冊子に書かれていました。モヤモヤしましたがそんなことはどうでも良いのです。私は友人とその作品に会いに来たのだから。奇想天外な作品が並ぶ中一目散に友人の名前が書かれた作品の前に行きました。説明書きには「私の抽象世界について」という題目が置かれていました。悲しくなりました。

 私が鑑賞して感傷的な気持ちになっている中、隅の方ではクリエイターの方々が談笑をしていました。その中には友人の姿もありました。私は何も声をかけることなく一人で帰りました。DMでは「めっちゃよかった笑」と送りました。

 

第2位 ワークショップドギマギ

 10月某日私はワークショップ型の授業に出席していました。そこでは演劇や、映像など色々なことを好きなようにさせてくれるので単位も必要ないのに好き好んで行っていました。その日のワークショップの内容は少し変わっていました。男女ペアになって行うものです。男女の間に1.5m程の細長い木の棒を用意し、それをお互いのへその下あたりで挟んで運ぶというものでした。男女が木の棒の端と端を押し付けあう形になるのです。この作業は簡単そうに見えて困難がたくさんあります。相手が押してくるのに合わせて自分が引かなければいけませんし、相手を信用して押さなければいけません。

 私のペアは2年生の緑髪の子でした。相手はガンガン私の方に迫ってきます。私もっそれに合わせて後ろに下がります。ここまでは順調でした。私が押す番になります。すると歩幅が全く合わずにすぐに棒は床に落ちました。気を取り直してもう一度。私は彼女の目を見てゆっくりと進みます。「遠慮しないでグイグイ来てください」彼女が言います。それでもやっぱり私達の間の棒は落ちてしまうのです。

 私はこのワークショップで息切れを起こしていました。大した激しい運動ではありません。他にこんな息を乱している人は居ません。この棒は可視化されたコミュニケーションだったのです。相手に合わせることは出来るけど、相手を信用して押し付ける事はできない。棒が落ちるたびにコミュニケーションが破綻していく。「ドン」という床の響きはとても情けないものでした。あと女の子に棒を突きつけるという構図が実に男性にとって不利ではないかとも思いました。

 

第1位 殺すぞガキ!

 12月某日、私はアルバイト終わりに自転車で家まで向かっていました。大通り沿いのガストの前を通りかかったときにカップルと思しき同年代の男女が大きな声をだして喧嘩をしていました。男は女を殴っていました。私はチラっとその様子を見ていると、通る瞬間「おい、ガキ見てんじゃねー殺すぞ!」と罵声を受けました。私はそのとき少し酔っ払っていました。だから不意に「ガキじゃないです、23歳です!」と反論をしました。絵に書いたような逆なでしました。男はとんでもない速さで走って私を追ってきました。自転車でなかったら私は死んでいたことでしょう。

 その後心臓がバクバクなり、近くの公園のベンチで休みました。同年代にガキだと思われる未熟さ、それを過剰に気にする自分の小ささ、女を殴る男を制止する考えが浮かばなかった雑魚さを感じ、理不尽な恫喝も受けました。アルバイトをしていただけなのになんでこんな目に合わなきゃいけないのか。そしてコミュニケーションが出来ず、女の子にも話しかけられない。色々なことを踏まえて23歳のガキは公園で号泣したのです。

 

以上が今年のダサです。洗い落とせました。綺麗な精神で来年を迎えられることを快く思います。

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