韻を踏むとわけわからん言葉が出てきて面白い

最近、YouTubeでラップバトルの動画を見ている。そこで「韻を踏む」というよくわからない文化に出会った。「韻を踏む」とは母音が同じ言葉を二つ以上並べることらしい。ラップには「韻を踏む」言葉がビートに織り交ぜられており、非常に語感が良くなる。

 

例えばはてなブログの母音はあえあうおうである。韻を踏める言葉として壁がくぼむがある。日常生活で「壁がくぼむ」ことを考えるのは、壁がくぼんだ時くらいなものである。だが韻の作用により「はてなブログ」を考えるときに「壁がくぼむ」のである。韻の面白さはこの意味的に無秩序な言葉の発想が出来ることにあると思う。何の関係もない言葉を韻が引っ付けるのだ。私はこの作用を万有韻力と名づける。

 

また万有韻力によって出来上がった意味的に無秩序な言葉に強引にストーリー付けするとより面白くなる。

先日、魑魅魍魎(ちみもうりょう)で韻を踏める言葉を考えていたときの例を示そう。

  • 魑魅魍魎
  • 時期早々
  • インキン膀胱
  • ギリ早漏
  • 金品強盗
  • 近畿旅行

 

私のストーリー付けはこんな感じだ。

高い金を叩いて風俗嬢で童貞を捨てた主人公。しかしその姿は魑魅魍魎と言って差し支えないほどに醜いものであった。ことが終わった直後に「きみ、ギリ早漏だね」などと嘲笑われる。しまいにはインキンに感染していることが明らかになる。彼は「時期早々だった。俺はまだそういう器じゃない。」と自分を卑下する。リベンジをするためのお金欲しさで金品強盗までしてしまう。そして逃亡と娯楽を兼ねて行った近畿旅行で想像を絶する出来事が起きる…。

 

こんなヘンテコな物語である。こんなものは普通シラフじゃ思い付かない。だけど韻を介すことで私みたいな常識人でも非常識物語を想像することが出来る。近畿旅行での詳細は自分次第である(物語を全て韻に任せるのは不安なため) あくまであらすじを考えるのには使えるだろう。

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