先日友人の結婚相手に会った。私はあまり友人の彼女に会ったりするのが好きではないのでかなり苦痛に近い時間だった。
日本語では男性友人の結婚相手を示す言葉が不自由であることがわかった。「奥さん」はしっくりくるのだけど女性を奥呼ばわりすることに少し抵抗がある。嫁さんは「◯◯は俺の嫁」みたいなスラングがあったり「嫁ぎ者前提」であったり、語感としても威勢が良い感じがして人の結婚相手をそう呼ぶのは一番ありえない。妻さんは一番中立的だけど使い方としてあんま浸透していない。名前で呼ぶのが一番良いけど、そんな距離の詰め方を出来るわけがない。
現時点だと「彼女さん」が一番しっくりくる。まあでも今後長い付き合いになるとしたら還暦過ぎて「彼女さん」とか私が言ってたら恥ずかしくて見ていられない。別の友人の結婚相手には「嫁ちゃん」と言ったこともあったけど、これは結構良かった。女性の友達の男結婚相手なら迷うことなく「旦那さん」で呼べる。「嫁さん」が持つ少々威勢が良い男性が使う感じのニュアンスを薄めてくれている。理想を言えば「パートナー」と呼びたいけど、あまりにその語感に親しみがない。機械的というか機能的というか、私自身がまともなジェンダー観を持っていますよというアピールにしかなっていない。「パトさん」とかが良い。しかしその場合相手が金持ちだったら「パトロンさん」前科持ちだったら「パトカーさん」などと誤解されかねないので使い方には注意が必要だろう。
