4年ぶりに高校の同級生と会った。小学校から高校まで同じでなんとなく一緒に過ごしていた3人組だった。Aはとにかく自分の身の回りに起きた事柄を話すのが好きな人で、Bはそれの聞き役兼、Aのイジり先でCたる僕はたまにAかBに独自っぽい感想を喋って、たまにAやBにイジられて面白を提供する役目だった。高校生だった当時は二人の雑なイジりや自分を差し置いた会話をされるのに嫌気がさしていたときがあった。あれから10年経って喋ってみると気づくことは色々あって、まず僕が一番大人だった。話をしたいAには深掘りしてあげるし、そんなでもないBにはたまに様子を聞く。別に無理もしてないし、ちゃんと純粋に興味がある。
彼らは長男じゃない唯一の友達だった。人生を振り返ると長男以外にはあまり近付かない。Aは双子で末っ子でBは一人っ子。当時は何も思ってなかったし、僕自身成長が遅かったこともあるけども改めて見るとAとBは末っ子と一人っ子だなと思った。
そんな性格ではないCが「二軒目はどうする?」「次の日程決めようよ」なんて提案をした。Aが女の子との出会いは一切ないこと、Bが最近婚約したことを喋るけどもCたる自分の話はしなかった。これは別に喋りたかったのにとかそういうことじゃない。シンプルにAとBの話を聞けて楽しかった。二人は少しも自分の話を出来なかったら絶対不満が残る。でもCは残らない。そういう意味で僕はすごくお兄ちゃんなんだろうと感じた。少し寂しいけども、高校生だったときと変わったベクトルでAとBに愛着を持った。二人が楽しんでいそうだと少し嬉しい。
