気にかけていた女子高生

 今朝、いつもの時間にホームで電車を待っていて、何気なく「そういえば、あの"ブス女子高生"いるかな」と辺りを見渡した。"ブス女子高生"とは最寄り駅から同じ電車に乗る、顔が大きくて、容姿的には少しアレなのだけれども電車内で誰よりも熱心に鏡を見つめて前髪を気にする女子高生のことである。異常な容姿への執着と、そんな努力虚しく隣のナチュラル風JKの方が可愛いという現実。その光景がなんとも、私をいたたまれない気持ちにさせた。

だから「負けるな!」という気持ちで彼女のことを気にしていた。

 しかしよく考えてみればそれはもう2年前の話なのだ。何気なく辺りを見渡したけども、もう彼女は卒業している可能性が高い。彼女はブス女子大生ないしブス専門学生、社会人のブスになっていることだろう。ああいう自意識過剰をやめて、自分に合った身なりに落ち着いているだろう。

そんな時の流れを意識することなく、「ブス女子高生居るかな?」と辺りを見渡した。でも、居るのは別のブスだけだった。当たり前のことなのだけれども、周りは時間が進んでいることにハッと気付かされた瞬間だった。

にほんブログ村 大学生日記ブログ 文系大学生へ
にほんブログ村 jQuery('.icon-hamburger').on('click', function() { if(jQuery('.menu-container .menu').css('display') === 'block') { jQuery('.menu-container .menu').slideUp('1500'); }else { jQuery('.menu-container .menu').slideDown('1500'); } });