孤独な"どうしようもない系男子"にBe Realを勧めたい

 Be Realとは

 大学生の妹がやっているのを見てBe Realという写真投稿アプリを始めてみた。

妹曰くBe Realは今、最も熱いSNSとのことだ。写真を投稿して友達から反応を貰ったりして承認欲求を満たすという従来のSNSの機能に加えて、Be Realではよりイベント的な楽しみ方が出来る。

Be Realではなんと1日1枚しか写真を投稿することが出来ない。なんて不便なサービスなのだろうか。しかし撮れる枚数を増やす方法が一つだけあって、このアプリを入れておくと毎日、ランダムな時間に写真を撮る合図が通知で届く。その合図は全世界どこに居ても同じ時間に鳴り、見事合図から2分以内に写真を投稿出来れば追加で2枚写真を投稿出来るようになるというわけだ。フォローしている友達が同じ時間に、加工もなしの即興的な写真を一斉に投稿する。そういうイベント的な盛り上がり方が出来て、かつ取り繕わないリアルな写真を投稿するというコンセプトが女子高生を中心に受けているらしい。

 

孤独な方が、Be Realは楽しい

 こんな楽しいサービスなのだが、私のBe Realには妹しか友達がいない。私がどれだけリアルな写真を投稿しても妹しか見てくれる人がいない。というかその妹すらまともに反応してくれない。本来の機能である承認欲求を満たすということができない。

 なのに割とこのサービスを楽しんでいる。というか人一倍楽しんでいると思う。一人ぼっちで写真なんか撮る機会がない"どうしようもない系男子"にこそ是非、このサービスを強く勧めたいのだ。

1日1回強制的に、内カメラと外カメラのリアルな写真を撮らされる。2週間くらい続けているのだが、大体仕事中の営業車内の風景と自分の鬱々とした顔が映し出されている。今日なんかはコンビニのトイレで排便している最中に撮影の合図が来た。「嘘だろ?排便姿を妹に晒せるか!」とも思ったが、どうせ反応も貰えないので断腸の思いで排便顔をカメラに収めた。いくら「リアルな写真を」とはいえ多数の友達が見ていたら排便顔を晒すなんてことは出来ないだろう。この点では孤独である方が良いと言える。排便姿も撮れなくて何がリアルなのかと声高に叫びたいところだ。


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リアルなふんばり系社会人

 

 全く持って記録する必要性がない生活がそこにはある。必要性がないから普通は撮影なんかしないのだけれども、そういうサービスがあるから義務的に撮影している。友達が豊富だったり、面白みのある生活をしている人はこんなサービスが無くても撮影をする。でも我々はなにかで強制されないとそういう無駄なことは出来ない。無駄というのは余白があるということであり、楽しいことだ。そういう意味でこのサービスを本意気で楽しめるのは"ストレージの無駄になる生活"を送る我々の方なのだ。

あと、多分こういう"うだつの上がらない毎日"だと思っているものでも後の自分が見たら特殊性を帯びる。だから気持ちの悪い元気のない顔でも撮影しといて損はないだろう。

 

この記事を読んだ"どうしようもない系男子"諸君よ、無駄な写真を製造しまくって欲しい。女子高生がワイワイはしゃぎながら貴重な青春の1ページを投稿するサービスの片隅で、相当量の"気持ち悪い写真"が人知れず連投されているなんて夢のある話じゃないだろうか(?)

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