馬鹿でも面白い深みのある人間に見られるための処世術

 皆さんこんにちは楽しくないです。私は今までの人生をぼーっと何も考えずに生きてきました。しかし私はどうしても周りから深みのある面白い人間だと思われたくて仕方なくつまらない自分でもどうしたら高く買ってもらえるのかだけを考えています。そんな私の人生の処世術と言うべきものを特別に紹介したいと思います。

 

STEP1

とりあえず黙る

 何も考えていない人は口数を増やしてはいけません。多弁だとボロが出ます。賢い人間を気取って話をしていてもふとした瞬間にこいつ馬鹿だなとバレてしまいます。賢ぶる馬鹿ほど見るに堪えないものはないので絶対に寡黙を気取りましょう。もし多弁になりたいなら勉強をしてからにして下さい。中学、高校、人によっては小学生レベルのことから学びましょう

 

STEP2

意味ありげに笑う

 しかしずっと黙っているだけでは面白い人間には見えません。それどころか"多弁なタイプの馬鹿"からは下に見られることでしょう。馬鹿同士のはずなのにおかしな話ですね。それを防ぐために意味ありげに笑いましょう。誰かがわけのわからないことを喋りだしたときは大体馬鹿なあなたでは到底理解できないコアな話をしています。あなたがそこで黙りっぱなしだとその面白みが分からない馬鹿な人間なのだのだと判断されます。だからあなたは笑う必要があるのです。おすすめの笑いかたは口を手で覆い下を向いてにやける方法です。また急に噴き出す感じも面白みが理解出来てるあまり思わず笑ってしまった感じがして良いでしょう。YouTubeでセンスで勝負している系のお笑い芸人の笑い方を研究することをオススメします。

 

STEP3

俯瞰出来ているアピールをする

 いよいよ話し出すときです。しかしあなたは馬鹿なので、感情的な話をするとすぐにボロが出てしまいます。だから冷静に客観的な話に徹しましょう。例えば誰かが面白エピソードトークをしてきたときあなたはそれに対抗してエピソードトークを披露するのではなく、「それは面白いわ。それは〜だよね。」等とその面白さについての分析トークを披露しましょう。きっと相手はあなたのことを物事の面白みが分かる深みのある人間だと勘違いしてくれます。

 またあなたの周りの人同士が仲違いしていた場合、中立を気取るのも一つの手です。「まぁ確かにあいつの〜なところは悪いけど〜なところは好きだなぁ」などとほざきましょう。本当は自分で何も考えられないから中立という立場を取っているだけなのに、あたかも人を見極める能力ががあるかのような印象を与えることが出来ます。「まぁ確かに〜だけど〜だよね。」という譲歩の構文は深魅せ構文と言ってもいいと思います。この深魅せ構文を多用しましょう。

 

STEP4

インターネット上で深みのありそうな発言をする

 あなたが面白い深みのある人間に見えるベースは完成しました。あなたがリアル世界で喋る時間はもう終わりです。多弁になればなるほど馬鹿に見えてしまい見ているこっちが恥ずかしくなるのでもう喋らないで下さい。あなたの主戦場はウェブです。あなたの友達の多くがSNSをやっていない場合は諦めましょう。馬鹿として生きて行くしかないのです。大人しく勉強をしましょう。いっそのこと一番痛々しい”多弁なタイプの馬鹿”になるのも良いでしょう。

 インターネットでの発言は深魅せに有効です。例えばTwitterとかブログですかね。今私がやっているような感じです。あなたは一日中どういうことを投稿したら面白く思われるかということだけを考えて下さい。あなたみたいな馬鹿でも時間をかければ多少は面白いことが浮かぶことでしょう。そしてその面白い発想をさも咄嗟に浮かびましたみたいな面で投稿してください。それを見た人はあなたを無口だけど普段からこんな面白いことをたくさん考えている人だと思うことでしょう。本当は頑張って頑張って捻り出した唯一の発想なんですけどね。

 ここまでであなたは体裁上、面白くて深みのある人間になりました。本記事での目標を達成しました。次からは余談となるので見ても見なくても構いません。

 

STEP EXTRA

馬鹿を克服する

 あなたがどれだけ黙っても、意味深に笑っても、俯瞰しても、インターネットで発言しても馬鹿である以上常にボロがで出る可能性があります。一度馬鹿だと思われたらそのレッテルを取るのはなかなか難しいことです。しかし本記事で紹介した処世術を実行すればしばらくの間、面白くて深みのある人間を演じられると思います。私たちは周りから面白くて深みのある人間だという評価を受けて自己肯定感を上げてそれを活力に学問や趣味や社会の勉強に努めるべきなのです。しかし馬鹿を克服するのは非常に時間が掛かる行為です。面白さや深みは上をみたらキリがないので何をどこまでやるかの線引きも難しいのです。私たちの深みの水準が一定に届くまでとりあえずは凌ぐために偽装に勤めましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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