ミーハーを馬鹿にするのは古い

 今思えば、鬼滅の刃のアニメ放送が始まったときに見始めておけばよかったなと思う。それがブームになり、他局のワイドショーなんかにも取り挙げられるようになってからは我々は鬼滅の刃という名作を見るきっかけを完全に失ってしまったのである。もし私が如何なるタイミングで鬼滅の刃を見ようとも流行りに乗っかったミーハーという印象は拭いきれない。とりわけ我々のように人と違うものを見て、感じることで自己意識を保っているような人間にとってはそれが苦痛で堪らないのだ。昨今、逆にミーハーを馬鹿にする人の方がダサいといった風潮がある。私自身も鬼滅の刃という大流行に対して「まぁ面白いけどこんなに流行るほどかねw」などと斜めに構えたフリをしている馬鹿を見るのは恥ずかしく感じる。それならよっぽど鬼滅の刃という作品を楽しんでいる人のほうが賢く見える。ならば私も見ようじゃないか。そういう心意気はある。そもそも流行りものに対してダサいから見ないとかダサくないから見るとかそういう範疇でしか物事を捉えられない自分をダサく思う。こんな考え方をしているから楽しくないのだと思う。私が本記事で一番書きたいのは自虐に見せかけた、ミーハー批判批判である。

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