楽しくない氏オリンピックで熱くなる
昨日父と母と卓球混合ダブルスの決勝戦を見ていた。「チキータとは何なのか、水谷選手はあの眼鏡を気に入ってないのではないか」などと色々疑問に思うことはあったが、2-0からの逆転は熱い気持ちにしてくれた。なぜ全く関係ない人間のスポーツの結果で一喜一憂してしまうのだろうか。ナショナリズムなのか?愛国精神が私にもあるのだろうか。
何を応援しているのだろうか
日本代表が最初のゲームを取ったとき両親が往年の「ニッポン!チャチャチャ!」をやった。私にもそれを促してきたがそれをやる気分にならなかった。前提として古めかしくダサいと思った。私は日本を応援しているのだろうか、それとも日本代表を応援しているのだろうか、はたまた選手個人を応援しているのだろうか。確実に言えるのは選手個人を応援しているウェイトは相当低い。なぜならば普段卓球の試合なんて死ぬほど暇でも見ようと思わないからだ。だけどその個人がどうでも良いわけでもない。自分と同じ国籍を自認している人間があの場所で緊張に打ち勝ってチキータを決めてくれたことがとても誇らしいのである。無意識のうちに自国を応援してしまう。「日本国民」が私のアイデンティティの根っこにあることに気付かされる。普段スポーツを見ないのでこんな単純なことが新鮮だった。