内省的な人間は性格が悪い

 私は一挙手一投足を見つめ直して、恥じて手足をもぎりたくなることが多々あるような人間である。昨日はアルバイトがあったが自分の「おはようございます」の言い方が気に入らなかった。先に働いていた人を労って「お疲れさまです」を付けた方が良かったのではないだろうか。もっと頬を上げて挨拶したほうが良かったのではないだろうか。そんな悩みを友人などに吐露すると「お前はホント内省的だよな。」などと言われる。内省的な人間と言われると自分のことを見つめ直す余裕のある、深みのある人間であるような錯覚を覚える。しかし私にはそんな深みなんて微塵もない。私は内省的なだけではなく外省的でもある。自分が過去に繰り返した失敗を他者が犯しているのを見るとくだらなくて笑いたくなってしまう。自分に寛容じゃないだけではなくて他者にも寛容ではない。そういうくだらない失敗をする奴にはめちゃくちゃ横柄になる。

「あー、俺もそういう時期あったわー。まぁでも大丈夫だよ。」

てな感じであやふやな励ましをする。別に相手が助かろうと死のうとどうでも良いからだ。でも本当に死なれたら困る。まるで私のせいみたいだ。そしたらまた自分の手足をもぎってしまいたくなる。なので、周囲の人間には死なない程度で落ち込んで居て欲しい。逆に自信に満ち溢れた人と接するのは疲れる。事あるごとに自分の未熟さを痛感させられる。痛感したからといって、何か向上しようとするわけではない。私の痛感の痛みはささくれ程度のものだ。ちょっと気になるが、どうってことはない。せめて周りに打撲程度の痛みを感じさてくれる人が居れば良いのだが。

 

「ほら見て。すぐ他人任せ。性格悪っ!」

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