新年の抱負的ななにか

 1月に新年の抱負などというものを大々的に掲げては見るが、大体3月の終わりにもなるとシレッと誰にも気付かれないようにその掲示物を下げている。そして4月にそれを大幅に下方修正したメモを手に握りながら6月になるとそのメモはクシャクシャになっていてもはやその文字は見えない。その後は抱負なんてものをわざわざメディアなんぞに記録するのはやめてひっそりと心のなかにしまう。それは新年に書いたものよりもいくらか大きい抱負で、僕はそんなものを心のなかに溜め続けている。

 今の僕をみたら去年の僕は僕をぶん殴るだろうし、去年の僕も一昨年の僕に殴られるだろう。僕も来年の僕をぶん殴るのだろう思う。僕には進歩がない。そう思っていた。僕は昨日、去年の僕にあった。もちろん歯を噛み締めた。しかしその手は僕の頬に打撃を与える代わりに僕の左手を握っていた。何がなんだか分からなかった。彼は笑顔で何かを言っていたが上手く聞き取れなかった。「え、何?」と聞き返したがやはり彼の声は聞こえない。腹がたったのでとりあえず去年の僕をぶん殴っておいた。その後喧嘩になったが不思議と力負けはしなかった。こういう新年をひたすら続けたい。

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