離職に向けた目標設定

 最近仕事が明確に面白くないことに気付いた。僕の仕事はいわゆる営業というやつだ。自分の会社の商品を、売りつけにいって言葉巧みに買ってもらえるように誘導する。商品を良く見せるようにすることもあるし、決済者に気に入られるように元気な若者になったりする。自分の策略がハマったときはそれなりに嬉しいし何よりも気持ちが良い。僕は真面目なだから結構勤勉に働く。勤勉に働くからそれなりに成果が出る。ぼくは今まで刹那的な快楽のために商品を売って来た。ただもう僕はその快楽に慣れてしまって、今はあまり気持ち良くない。計画性がない僕の性格からして、短期的な快楽に身を委ねることが出来なくなったらもう終わりなのである。

 先日上司から、「営業マンらしい顔つきになってきたな」と言われた。言われて思ったのだが、僕は「営業の人」であって「営業マン」ないと思う。なんだか営業マンと言うと会社のために動く鉄人みたいに聞こえる。今の僕はあくまで個人の趣味趣向で営業をやっているに過ぎない「営業の人」なのだ。だから営業マンとして褒められても全然嬉しくない。

 だからといって仕事をすぐに辞めてしまうほど馬鹿でもない。新卒で就活に苦戦したザコ大学生が、すぐに離職して良い仕事にありつけるとは到底思えない。だから今は、面白くなくても社会人らしく振る舞えるようになるまで耐える時期なのだと思う。それがいつまでと言われたらズルズルと続けてしまいそうなので、一つ目安を設けることにした。僕の一人暮らしの部屋にはジョニーウォーカーのブラックラベルの空き瓶が2本ある。氷も炭酸も用意をするのが面倒臭いのでストレートでチビチビと飲んでいる。これでストレスを紛らわすことができる。この空き瓶が10本を超えたら営業マン生活を終えることにする。下戸の僕にとってそれは長い道のりである。5本を超えたら次の職について考え始めて、8本を超えたら転職活動を始めるものとする。

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