生涯思春期楽しくない

 

 

kuma2909.hatenablog.com

  私がこんな記事を投稿した次の日に、同じく言葉の距離感が分からなくなっている青年と相対した。それは、妹の幼馴染の高校2年生の男の子でその日彼とは実に4年振りに会った。言葉の距離感が分からなくなっている人間を客観視したことは初めてで新鮮だったのでここに記そうとう思う。

 

 彼は4年前凄く人懐っこくて可愛い男の子だった。そしてその感覚は今も然程変わっていない。しかし顔つきはしっかり男性のものになっていた。そんな成長を見て嬉しくなり私は「元気だったか」と声をかけた。彼は硬い表情で私の問い掛けに対して「うん」と返事をした。その振る舞いに関して私には心当たりがあった。幼馴染の兄という微妙な関係の人間に対して必要な距離が分からなくなっているのだと察した。だが不思議と何一つ嫌な感覚は無かった。

 

 高校2年生といえば思春期のピークである。高まる自意識と周囲の反応のずれで距離感が分からなくなってしまうのは正常なことだろう。そんな彼と前と同じように接して困惑させてしまった部分があるなら反省したい。かく言う私も思春期真っ只中であり、君の気持ちは痛いほど分かる。私は君の自意識を尊重する。情けないことに君より5年も長く生きているおじさんの私はまだまだ当分思春期を抜けられる気がしなくて、このままでは死ぬまで自意識だけがパンパンに膨れ上がり続けるのではないかと危ぶまれる程だ。君には私より早く思春期のトンネルから抜け出してくれることを祈るばかりである。そして一つ朗報として思春期もそこそこ楽しいのだということも教える。

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