読書所感

電子書籍で読書

 ここ数ヶ月、久しぶりに本を読みたい気分になっている。本当は紙の本を読みたかったんだけど、kindleで無料で読めるやつがたくさんあったのでとりあえずそれを読み進めていた。でもって、仕事の最中に衝動的に買った電子書籍もいくつかある。

 紙の本でしか味わえない感覚があると信じて25年間生きてきたけど、電子書籍も全然悪くない。ページを捲る感覚だったり、左手で持っている紙の厚みがどんどん薄くなり物語の終わりを名残惜しく思う感じ、本を閉じて表紙をまじまじと眺めて読後感に浸る感じ。そういう感覚が無いのは少し寂しいところだけど、電子書籍の手軽さは捨てがたい。興味、関心が高ぶったときに買うことが出来てすぐに読める。忙しい生活をしていると興味の賞味期限が短くなるので、これはこの上ない利点に感じる。

 

現実世界と繋がってきている

 こういう気分になったときは、決まって小説しか読まなかったのだけれどもここ最近は歴史や哲学、社会学的な分析といった本を好んで読んでいる。この変化は何なんなのだろうとと考えたときに、間違いなく会社で働いていることが大きく影響しているだろうなと思った。

働き始めて3年目、以前より呑気にのほほんと生きていられなくなった(同世代の中では呑気な部類だが)。学生時代はフィクションこそが最もリアルな世界だったのだけれども、現実もそれと同じくらいリアルになってきた。だから小説を読むくらいの気分で現実のことも読んでいる。

 一方変わらないこともあってビジネス書・自己啓発書の類は未だに読もうという気分にはならない。私にとって一番リアルな世界だけど、読書を現実世界に活かしてやろうという気概が気に入らない。そういう一番の現実に打ち込むというのも悪くはないけど性に合わない。何よりもグーッと前のめりになって現実世界に挑もうとするのは辛すぎる。働いてみて痛感しているところだ。だったら、現実世界については小説世界を覗くような視点で知っていく方が気が楽である。私が読書をするなら純粋な興味で食指が動く本、これに限る。

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