今日は授業のグループワークで二回生の男子とペアを組んだ。関係性を作るための雑談を経て彼が大学の野球部に入っていることが分かった。私には野球部に対する苦手意識がある。というのも私は中高で野球部に所属するオチャラケ系の男子に揶揄われながら生活をしていた。オチャラケ系からしたら感情を表に出さない私が面白く見えたのだろう。だからペアの彼を必要以上に警戒していた。
彼に会話の中で「何故、他の二回生とペアを組まなかったのか」と私は尋ねた。すると彼は「だってあいつら真面目にやらなそうじゃないですか、負担が自分に行くのは嫌なんです。」と答える。その瞬間、私の警戒は杞憂であったことに気づく。“あいつら”とは4人組で同じ授業を受ける二回生のいけすかない男子達の総称である。敵意マシマシの“あいつら“には心がシビれた。そしてただ馬鹿真面目なのではなく負担を被りたくないという合理的な理由を挙げるのも私好みである。見所がある野球部なので次回以降のグループに彼を引き入れた。打倒イケ(すかない)メン(ズ)を掲げて。
