パソコンを開くのが嫌になる

 今日は久しぶりにパソコンを開いてブログを書いている。大学生のときは空きコマに意味もなく図書館に行き、パソコンを開きながら小説を読んで書きたい欲が高まったところで殴り打ちでブログを書いていたことを思い出す。気づけばパソコンを開くこともめったになくなくなり、スマホの窮屈なバーチャルキーボードで細々と入力をしている。物理キーボードで書く文章は一味違うなぁと思いながら入力している次第である。これを読んでいる諸君には同一の記号データしか届いていないのを悲しく思うが、確かにここにはキーボードに乗せられた数グラムの指の重みがあることを知って欲しい。

 そんなことはさておき、なんで僕がパソコンを開かなくなってしまったのか。もちろん時間がなくなったといえばそれまでだけれども、パソコンには大学生の頃の痕跡が染み付いていてなんだか居心地が悪い。クロームのブックマークバーには知的関心と名付けられたファイルがあり、そこを開くと僕が大学生の卒業研究のために読み漁っていた論文や関連記事なんかが保存されている。コンピュータのフォルダを開けばワークショップで作った新しい美的基準を提唱するポスターがあり、サークルフォルダには演じられることもなかった演劇の脚本がいくつかある。無題の文書ファイルには当時好きだった女の子への渇望が書かれている。おいおいなんだよこの面白大学生は。あれだけ毎日が大したことなかったのに、嫉妬の対象になっている。今は仕事終わりに仕事の原稿作成をして期限に怯えながらやっている。変わっちまった。変わらないのは寝る前にオナニーをするくらいである。

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