最近はよくヒップホップを聴く。ワルの音楽だ。不良という自分の知らない世界を覗くことが出来るのが魅力の一つだ。昔からの仲間とギャング活動をして、刑務所にぶち込まれる。色々なものを失ったが、今はマイク一本でライブオンステージ。こんな世界観だ。暴力的なリリックにカッコよさを感じてしまう。僕も立派な男の子ということだ。
ふと気づいたのだが、ラッパーが語る物語にはしばしば女が出てくる。そしてそれは決まってビッチなのだ。なぜラッパーはビッチが好きなのか。
ビッチは色々な男についていく難易度の低い女である。ラッパーともあろうお方がそんなシャバい女を連れていていいのだろうか。
実のところ僕もビッチが好きだ。難易度が低いというのももちろんなのだが、ちょっとあたふたしてたらいつのまにか他の男の下へ行ってしまいそうな感じが良い。つまるところNTRが達成し易い。ラッパーがビッチが好きで僕もビッチが好きだ。同じようにラッパーは潜在的にNTRにドキドキしてるし、僕もNTRを愛している。つまり僕はラッパーである。