2021-01-01から1年間の記事一覧
僕はだらしない。だからすぐにものを失くす。それなのに、イヤホンとか文房具の収集が好きである。こういうものはすぐ失くなる。複雑な構造をしたお気に入りのシャーペン君は今一体どこに行ってしまったのだろう。家のどこかで静かに身を潜める君を僕はいつ…
「うんこ〜丸見えー!」 近所に住むガキないし子どもないしお子さんが言っていた言葉だ。パンツ丸見えなら聞いたことがあるがうんこ丸見えは初めてだった。それにしても「うんこ丸見え」とは一体どういう状況なのだろうか。 「パンツ〜丸見えー!」 だったら…
ー私は現在、チェーン展開されているカフェの一席でブログを書いている。 アクリル板越しに一人の大学生が就活の調べ物をしている。このカフェにいる人物は僕と彼どちらの方が優秀に見えているのだろうか。彼は調べ物をしているが私は先程まで実にくだらない…
「最近雨降ってないですねー。」 「今夜冷えるらしいですよ。」 天気の話、僕はそれが一番嫌い。雨が降っていたってそれは彗星が降る程に大したことじゃない。今夜冷えるならそれなりのダウンコートを着てコンビニへ煙草を買いに行く。上の空の会話はお互い…
【俺タバコは吸うけど俺別にそういうのじゃないから。】 なんて言うんだろうなぁ、別にカッコいいと思ってないし。なんならダサいと思ってるよ。不良的な格好良さに憧れてるっていうか昔の文豪に憧れてる感じ?笑 タバコに逃げちゃうダサさが逆にカッコいい…
私の顔はボンクラである。常に口は開き、どこを見ているか分からない目玉を持っている。でもそれはそれでボンクラこそ私であるという自負がある。私の顔は大きい。帽子はキツイ。でも別にそれはそれで個性として受け入れられる。ただ、自分の歯並びの悪さは…
一昨日39度を超える発熱があり、しばらく寝込んでいた。大学生になってからここまで体調を崩すことはなかったので絶不調の感覚には驚いた。39度の熱が出たその日私はオンラインで企業の説明会に参加していた。もう後半は何も覚えていなくて、ただ不気味な笑…
本日、既に提出済みの履歴書の添削を大学職員にしてもらった。予定時刻の14時35分にZOOMの指定されたURLに入るとそこには50代くらいのおばさんが居た。「よろしくお願いします」と一応礼儀正しくする。開幕指摘されたのはやはり字の汚さであった。例のボンク…
先日バイト先のステーキ屋に3、4歳の男の子がお母さんとお父さんに連れられて来店した。小さくて、目がクリンクリンしている。私はその男の子に釘付けだった。そして注文の品が完成し熱々の鉄板に乗ったステーキをテーブルへ運ぶ。男の子は目をキラキラさ…
本記事のタイトルほど意味のない質問はないと思う。大体の人はどちらも嫌だし、四季のある日本に住んでいる以上一年の半分はそのどちらかの苦痛に耐えなければいけない。 「寒いのは着込めば良いけど暑いのは脱ぐのも限界があるよね。」 利口ぶった奴はこう…
世の中には色々な文字が存在する。楔形文字、アラビア文字、ローマ字、ハングル文字、モンゴル文字...。僕は就職活動で履歴書を書くのにボンクラ文字という文字を使う。ボンクラ文字の恐ろしい所は誰がどう読んでも書き主がボンクラであることが明白になると…
街を歩いていると頻繁に彼女の腰に手を当てながら歩く彼氏と思しき人を目にする。その手は何のためにあるのか。手を繋ぐわけでもなくただ単に腰に手を添える。 容易に想像が付く仮説は、身を寄せ合った結果腰に手がいくというものである。しかし、だとするの…
最近両親の様子がおかしい。まず最初に異変を感じたのは小学生の妹の遥香が22時を超えても帰って来なかったときだ。妹はいつも学校を終えて遅くても16時には帰ってくる。そんな妹が帰ってこない。なのに母や父は普段と変わらずにテレビを見ている。なぜそん…
就職活動をするに当たり自分の今までやってきたことを書く機会が増える。こうなってみると、演劇の企画であったりインターネット上での創作活動(このブログではない)、卒論のテーマなど私は結構ユニークなことをやっている。書いたことだけを見るのなら相…
その日僕はいつもより早く学校の最寄り駅へ到着した。小テストの勉強をしなくてはならなかったからである。駅の前には20人弱の生徒が居る。そんな20人弱の中で格別の人が居た。同じクラスの岡部雛である。岡部は僕の先を歩いている。岡部も小テストの勉強を…
「やほ!」そんな感じで私は友人に話しかけた。「おはよう!」と返ってきた。この娘とは毎日駅から学校までの道を歩いているけど、毎日カワイイ。特に二重の幅が絶妙に綺麗だ。スカートも短くないのに妙な色気がある。かといって全く下品じゃない。この娘と…
明るい馬鹿の1人称文章を書くのってすごい難しい。そもそも根が明るい人が1人称で文章を綴るところを想像できない。多くの小説で主人公になるのは根暗で一人で色々考える人物だ。一人でなんにも考えない人から物語が生まれない。しかし現実では明るい奴も…
この時間、A駅前には僕が通う高校の生徒がたくさんいる。皆誰か友達を待って、徒歩10分弱の学校までの道を共にしようとしている。そんな下らない時間の使い方をしてこの先もこいつらはくだらない人生を歩むことになるのだろう。友達と談笑しながら歩く奴と僕…
最寄り駅から20分で高校の近くの駅に到着する。時刻は8時前。一限の開始は8時半だからまだまだ余裕がある。なんとなく早く家を出たが、こんなに早く学校に来るのは初めてかもしれない。冬の朝の外気が短く折ったスカートからはみ出る脚に突き刺さる。私はい…
先日、授業で作っていたVR世界で撮る映画のお披露目会があった。もちろんZOOM上でだ。僕が脚本、演出、撮影を担当した3分強の短い作品が30人の目に触れるときが来たのである。しかし内心不安であった。この映像がウケければ全体構想の考案者たる僕がつまらな…
吉本興行のお笑い芸人ニューヨークのYouTubeチャンネルで絶賛公開されている「ザ・エレクトリカルパレーズ」を見てある程度感想が纏まったので書きたいと思う。まだ見ていない方は是非見てみて下さい。 www.youtube.com あらすじ 話はラフレクラン、オズワル…
私は一挙手一投足を見つめ直して、恥じて手足をもぎりたくなることが多々あるような人間である。昨日はアルバイトがあったが自分の「おはようございます」の言い方が気に入らなかった。先に働いていた人を労って「お疲れさまです」を付けた方が良かったので…